フィギュア塗装のやり方とは？初心者向けにわかりやすく解説
フィギュア好きの方のなかには、お気に入りのキャラクターを自分好みの色に塗装したいと考えている方も多いのではないでしょうか。好きな色に塗装し直すことを、リペイントと呼びます。今回は、初心者でも取り組みやすいリペイントのやり方を解説します。
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フィギュアの塗装を行う前の準備
フィギュアの塗装を行うにあたって、事前にいくつか準備が必要です。塗装を万全の状態で始められるように、以下の点に注意してください。
フィギュアの素材を確認する
塗料を購入する前に、フィギュアの素材を確認しておきましょう。なぜなら、素材によって、相性の良い塗料とそうでないものがあるからです。たとえば、PVCであればラッカー・エナメルなどの塗料でも利用可能です。
一方で、ABSや透明なプラスチック素材などは、アクリル塗料のみしか利用できません。フィギュアの素材は、パッケージから簡単に確認できます。パッケージがない時には、ネット検索を行ってみましょう。
道具を用意する
まずは、フィギュアの塗装に必要な以下の道具を一通り揃えてください。
- 塗料
- 塗料用の皿
- マスキングテープ
- プライマー
- 筆
塗料用の皿は、アルミカップや紙皿などでも代用可能です。
フィギュアを分解する
フィギュアを綺麗に塗装するためには、いくつかのパーツに分解しておくのがおすすめです。破損を防ぐためには、温かいお湯につけながら分解すると傷が付きづらくなります。とはいえ、熱湯によって破損したりパーツが曲がってしまう危険性もあるため、あくまでも自己責任で行ってください。
フィギュアの汚れを取り除く
塗料を美しくのせるためには、事前に黒ずみやベタつきなどの汚れを落としておくのが鉄則です。中性の台所用洗剤と柔らかいスポンジを使ってきれいにしましょう。塗装の前に、しっかりと水分を乾かしておくのもポイントです。
フィギュアフル塗装のやり方
まずは、フィギュアをフル塗装したいときのやり方を解説します。
下地を塗る
まずは、塗料を塗る前にプライマーと呼ばれる下地を塗っていきましょう。下地には、塗料の密着性を高め、色を乗せやすくする効果があります。プライマーは、フィギュアから30cm程度離して塗装を行います。あまり塗膜が厚くなりすぎないように、多くても3回までにしてください。塗装が終わったら、2〜3時間程度、ほこりのない場所で乾燥させます。
ホワイト塗料を塗る
下地の上から、さらに下地塗装専用の白色塗料を塗ります。そうすることで、下地の色味を限りなく隠して、塗料の発色を向上させることが可能です。あまりに何度も重ねてしまうと、フィギュアの細部が埋まってしまう可能性があるため、1回から2回程度の重ね塗りにとどめておきましょう。また、黒や紺などの元の色を隠せるような濃い色を塗る場合は、この工程を飛ばしても構いません。
着色する
プライマーとホワイト塗料でしっかりと下地を作ったら、いよいよ着色を行います。塗料を塗り重ねる場合には、それぞれの順番を守った上で着色を行ってください。基本的には、下地の上にラッカー系、アクリル系、エナメル系という順序で色を乗せておけば問題はありません。
トップコートを塗る
着色が済んだら、最後にトップコートを塗りましょう。トップコートは、塗装の表面を保護して、艶を出すために利用します。より丁寧に仕上げたい方は、エアブラシを利用するのがおすすめです。トップコートを塗ったら、分解したそれぞれのパーツを再接着して完成です。
好きなフィギュアを好みのカラーに仕上げよう
今回は、フィギュアの塗装方法について詳しく解説しました。塗装を行うにあたって、素材を確認したり、フィギュアを分解したりなどの準備が必要です。適切な塗料を選んで、好きなフィギュアを自分好みのカラーに変化させてみてください。
