子育てに必要な貯金はいくら?子どもの年代別に目標金額を紹介

子どもが生まれてから成人して独立するまでには、多くの費用が必要ですよね。具体的にいくらかかるのか、どの程度の貯金があればよいのか、悩む親は多いのではないでしょうか。本記事では、子育てに必要な貯金額と、子育てをしながら貯金するコツを紹介します。子どものための貯金をお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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【子どもの年代別】子育てに必要な費用
子どもの年代別に、子育てに必要な費用を以下の項目を基に紹介します。
- 子どものための預貯金・保険費
- 食費
- 生活用品費
- 医療費
- 教育費
- お祝い・行事関係費
- お小遣い・携帯電話料金
0~3歳(未就園児)
子どもが生まれてから、幼稚園や保育園に通うまでに必要な費用は、1年あたり約70万円です。乳幼児の頃はおむつなどの消耗品代が含まれるため、年齢が上がるにつれて、生活用品費は少なくなる傾向にあります。
3~5歳(幼稚園・保育園児)
子どもが幼稚園や保育園に通い始める年代は、年間で約100万円の費用がかかります。食費や生活用品費は未就園児の頃と大差はありませんが、保育費がかかるため、全体で必要な費用が多くなるでしょう。
6~12歳(小学生)
小学生の子育て費用の年間平均額は約80万円です。ただし、学校が私立か公立かによって、学校教育費は大きく異なるため、注意しましょう。
13~15歳(中学生)
中学生の養育にかかる費用の平均は、年間約130万円です。中学校に上がると、子どもは育ち盛りを迎え、これまでより食費がかかりがちになります。また、高校受験に向けて塾に通わせるケースが多く、月謝代も必要になるでしょう。
16~18歳(高校生)
高校生にかかる子育て費用の年間平均額は、約150万円です。高校生は、中学生の頃からライフスタイルと養育費に大きな変化はないと考えられます。しかし、大学受験に向けて学校外教育費がかかる傾向にあり、塾の運営形態や受ける講座数によって総額が大きく変わるため、注意が必要です。
19~22歳(大学生)
大学生に必要な子育て費用は、大学の授業料によって大きく異なります。
国立 | 約120万円 |
私立 | 約150~180万円 |
また、地元から離れた大学に通う場合、家賃や寮費、生活費の仕送りも必要です。
【親の年代別】子育てに必要な貯金額の目安
ここからは親の年代別に、子育てに必要な貯金額の目安を紹介します。
20代
20代の貯金額の目安は約100万円です。子どもが小さいうちから学資保険などを利用して、早めから貯金することを意識しましょう。
30代
子どもが大学に進学する際に、必要な金額は約500万円です。その時に向けて、30代では300万円を目標に貯金しましょう。
40代
40代は、子どもの大学進学が間近に迫るころです。進学先によって必要な金額も大きく変わるので、500万円を目安に少しでも貯金を増やしておきましょう。
子育てしながら貯金するコツ
ここからは、子育てをしながら少しでも多く貯金する4つのコツを紹介します。
- 目標金額を決める
- 給料から天引きで貯金する
- 貯金用の口座を作る
- 学資保険を利用する
目標金額を決める
貯金する際は、まずは目標金額を決めることが大切です。目標が無いままでは、毎月いくら貯めれば良いのか分からず、なかなか貯金できません。これから必要な子育て費用を目安に貯金の目標額を決めて、毎月貯めるべき金額を割り出しましょう。
給料から天引きで貯金する
積立(定期)貯蓄口座や、財形貯蓄制度を利用して、先取り貯蓄をするのも、有効な貯金方法です。給料から自動で貯金額が天引きされるため、ついお金を使い過ぎて、貯金するお金が残らなくなる心配がありません。
貯金用の口座を作る
生活費用の口座と貯金用の口座を一緒にしていると、つい貯金を使ってしまうことがあります。貯金用の口座は別に設けておきましょう。
学資保険を利用する
学資保険とは、毎月決まった額の保険料を支払うことで、子どもの成長に合わせて進学準備金や満期学資金を受け取れる貯蓄型の保険のことです。保険料の払込免除により、万が一の際に保障が受けられるため、子どもが小さいうちから加入しておくことをおすすめします。
子育て世代は早めからコツコツ貯金を心がけよう
子育てには多額の費用が必要です。特に大学進学の際は数百万円もの費用がかかるため、学資保険を利用したり、給料から天引き貯金したりして、子どもが小さいうちからコツコツとお金を貯めることを心がけましょう。