専業主婦になるメリット・デメリットとは?共働きとの比較も解説

結婚や出産を機に、仕事を続けるか専業主婦となるか、悩む女性多いのではないでしょうか。専業主婦と兼業主婦は、同じ主婦でも生活スタイルが大きく違います。また、それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらが自身に合っているのか比較して考えることが大切です。本記事では、専業主婦のメリットとデメリットを紹介するので、判断に迷った際は、参考にしてください。
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専業主婦になるメリット
専業主婦のメリットは、以下の5つが挙げられます。
- 家事・育児に時間をかけられる
- 仕事に関する悩み・ストレスがない
- 妊活に時間をかけられる
- 社会保険料を納める必要がない
- 配偶者控除が受けられる
家事・育児に時間をかけられる
専業主婦は、比較的時間に余裕があるため、家事や育児に時間をかけることができます。子どもと一緒に過ごす時間が増え、習い事の発表会や、学校の行事にも気兼ねなく参加できるので、リアルタイムで成長を見守ることができるでしょう。
仕事に関する悩み・ストレスがない
仕事のノルマや職場の人間関係で、悩んだりストレスを抱える人は多いものです。そのため、仕事に関するストレスがないことも、専業主婦の大きなメリットのひとつといえるでしょう。
妊活に時間をかけられる
妊娠しやすい年齢の男女が排卵期付近に性交渉をしても、自然に妊娠できる確率は約25~30%といわれています。そして、妊娠できる可能性がある日は、月に5日程度しかありません。そのため、仕事と妊活を両立させるのは大変です。また、職場の人に迷惑をかけてしまうからと、妊活に踏み出せない人も少なくありません。専業主婦は時間に融通が利きやすいため、じっくりと妊活に取り組むことができるでしょう。
社会保険料を納める必要がない
専業主婦は、夫の扶養に入っているため、社会保険料を納める必要がありません。社会保険料を納めずに健康保険の給付を受けられることと、将来的に国民年金を受け取れることは大きなメリットといえます。
配偶者控除が受けられる
妻の収入がない場合は、夫は配偶者控除を受けられるため、所得税と住民税の負担が低減します。
専業主婦になるデメリット
専業主婦のデメリットは、以下5つが考えられます。
- 自由に使えるお金が少なくなる
- パートナーに何かあると家計が行き詰まる
- 社会復帰が難しくなる
- 老後に受け取れる年金が少ない
- 人との関わりが減る
自由に使えるお金が少なくなる
専業主婦は自身の収入がなく、パートナーのお金で生活をしているので、欲しい物や、やりたいことがあっても、パートナーに遠慮してお金が使えないという人は多いです。また、収入源が夫のみなので、共働き家庭と比べると収入が少ない傾向にあります。そのため、生活にゆとりがなく、お金が使えないということも考えられるでしょう。
パートナーに何かあると家計が行き詰まる
専業主婦家庭は、夫が失業や病気、ケガなどにより働けなくなると、収入が途絶えてしまい、家計が行き詰まるおそれがあります。
社会復帰が難しくなる
結婚や出産を機に、退職して専業主婦になったけれど、新しい生活や子育てが一段落したため、仕事復帰しようと考える人は少なくありません。しかし、仕事から離れている期間がブランクとみなされ、社会復帰が難しくなる場合もあります。
老後に受け取れる年金が少ない
専業主婦は夫の扶養に入っているので、国民年金を受け取ることができます。しかし、厚生年金の受給はないため、金額は多くありません。会社員として働いている女性の年金受給額額が約16万であるのに対し、専業主婦は約5万円と3倍近い差が生じるケースもあります。
人との関わりが減る
専業主婦は家事と育児に追われ、一日中家から出ず、話し相手は基本的に家族だけというケースは少なくありません。孤独感は、体調不良やうつ病の引き金になるおそれもあるので、意識して地域の活動や趣味を通じて、人との関わりを持つことが大切です。
専業主婦のメリット・デメリットを知り、自分に合った生活を送ろう
専業主婦は、時間に余裕があるため、家事や妊活、育児に専念できることがメリットです。一方、経済面を夫に頼らざるおえない、孤独を感じやすいデメリットもあります。専業主婦の適正は、自身の性格や生活環境によって異なるので、専業主婦になることを考えている場合は、メリットとデメリットをしっかり比較して検討することが重要です。