トレーディングカードを箱買いするメリットとは?デメリットも解説

トレーディングカードの買い方は主にバラ売りのパックを購入する「バラ買い」と、数十パックがセットになったボックスを購入する「箱買い」の2種類があります。箱買いはレアカードが当たりやすい、カードを揃えやすいといったメリットがありますが、ボックスの価格は数千円と高額であるため、購入を迷う人も多いでしょう。
本記事では、トレーディングカードの箱買いについて、メリットとデメリットを解説します。箱買いするかどうか迷っているのであれば、ぜひ参考にしてください。
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トレーディングカードを箱買いするメリット
箱買いのメリットには以下の5点が挙げられます。
- レアカードが確定しているケースがある
- 特典が付いているものもある
- 同じコンセプトのカードが揃いやすい
- 売却する際に高値がつきやすい
- 開封の楽しみが増える
レアカードが確定しているケースがある
トレーディングカードの中には、箱買いをすると1ボックス内に特定のレアリティ以上のカードが必ず1枚以上入っていると保証されているものがあります。
例えば1ボックスが30パックのセットの場合、30パックをバラで購入してもレアカードが絶対に当たるとは言えません。しかし、当りが保証されているボックスであれば、必ず1枚はレアカードを手に入れられるので、目当てのカードを引く確率はバラ買いよりも高くなるのです。そのため、レアカードが入っている保証があるものは、箱買いがおすすめです。
特典が付いているものもある
箱買いの場合、プロモーションカードや限定アイテムなど、様々な特典が付いている場合があります。特典景品はボックスを購入しないと手に入れられないものが多く、レアリティも高いため、価値が付きやすい傾向にあります。
このようなボックスであれば、特典付きのまま、あるいは特典の景品自体が高額で売却できる可能性があるため、特典付きのボックスとバラ買いで迷った場合は箱買いをおすすめします。
同じコンセプトのカードが揃いやすい
箱買いは同じコンセプトのカードが揃いやすく、デッキを構築しやすくなるメリットがあります。同じカードが複数枚必要な場合は、箱買いの方が揃えやすいためおすすめです。
売却する際に高値がつきやすい
未開封のカードを売却する際、以下の理由によりバラパックよりもボックスの方が高値がつきやすい傾向にあります。
- サーチしていない保証になる
- レアカードの封入が確定している場合は、レアカード分の値段が上乗せされやすい
- 未開封コレクターからの需要がある
サーチとは、パックを開けずにレアカードが封入されているか確かめる方法です。レアカードは表面にホログラムなど特殊加工されており、ノーマルカードとは手触りや重さが異なります。この性質を利用して、パックの上から触る、光を透かす、重さを量るなどの方法でレアカードが入っているかを確かめられるのです。
フリマサイトなどでは、これらのサーチが行われたレアカードが入っていないパックを、通常のパックや高確率でレアカードが入っているパックとして販売する詐欺もあります。そのため、バラパックはフリマサイトなどでは購入を避けられる傾向にありますが、ボックスはサーチができないため、取引されやすいのです。
開封の楽しみが増える
カードのパックを開封する時は、どのようなカードが出るのかワクワクするもの。箱買いであれば、2,30パックを次々開けられるので、その分楽しみを味わうことができます。開封の楽しみが増えることも、箱買いの醍醐味と言えるでしょう。
箱買いのデメリット

箱買いには様々なメリットがありますが、以下4つのデメリットもあります。箱買いを検討している場合は、デメリットについても理解しておきましょう。
- お金がかかる
- 必要ないカードも増える
- 必ずレアカードを入手できるわけではない
- 元が取れるとは限らない
お金がかかる
ボックスの価格は5000円前後のものが多く、シングルやパック買いに比べるとお金がかかることがデメリットとして挙げられます。拡張パックが頻繁に販売される場合、その度にボックスで購入をしていると出費が激しくなってしまいます。
箱買いを検討している時は、お金に余裕があるか、本当に箱買いする必要があるのかしっかり考えましょう。
必要ないカードも増える
箱買いをすると、要らないカードも大量に増えてしまうデメリットがあります。しかし、その時は特に必要がなかったり、価値があまり高くなかったりするカードでも、後々に以下の理由で価値が上昇する可能性があります。
- 有名なプレイヤーが使用していた
- 後に収録されたカードと組み合わせると強くなる
- 凡庸性が高く様々なデッキで使える
このようなケースもあるため、必要のないカードや価値が低いカードでもすぐに手放さず、しばらく保管しておくことをおすすめします。
必ず欲しいカードを入手できるわけではない
ボックス買いをすると、パックに収録されているカードの5~6割程度、2箱購入した場合は7~8割を入手できると言われています。しかし、全てのカードが入っている保証はありません。
特に封入率が低いレアカードは、欲しいカードを1ボックスで当てる方が難しいと言えるでしょう。レアカードの封入が確定している場合でも、必要としているカードとは限らないため、特定のカードのみ欲しい場合はカードショップなどでシングル買いすると良いでしょう。
元が取れるとは限らない
ボックス買いは、売却する際に高額になりやすいメリットがあります。そのため、レアカードを入手しやすく、当たりカードを売却することで元を取れる確率が高いです。しかし、同じレアリティのカードでも人気が高くないカードは高値が付きにくく、売却してもボックス価格を上回らず、赤字になる場合があります。
必ず元が取れるわけではないため、カードを売却して利益を出したいと考えている場合は注意が必要です。
ボックス買いがおすすめの人
ボックス買いのメリットとデメリットをご紹介しました。以上を踏まえて、ボックス買いがおすすめの人は以下の通りです。
- そのシリーズに欲しいカードが多く収録されている
- カードを売却して利益を得たい
そのシリーズに欲しいカードが多く収録されている
販売されている拡張パックに欲しいカードが多く収録されているのであれば、網羅しやすい箱買いがおすすめです。まずは1箱購入して、中身を確認してみましょう。
さらに多くのカードが欲しい場合はボックスを追加購入すれば、より多くのカードを集められます。1ボックス目で大体の欲しいカードが揃った場合は、シングル買いで残りのカードを集めるようにすれば、できる限り出費を抑えられます。
カードを売却して利益を得たい
箱買いしたカードを売却する場合、必ずしも元が取れるわけではありません。しかし、バラ買いよりもボックスの方がサーチしていない保証となるため売却しやすい、レアカードの入手率が高いといったメリットがあるので、売却による利益を重視する場合は箱買いがおすすめです。
箱買いはメリット・デメリットを考えて決めよう
トレーディングカードの箱買いには、カードを揃えやすい、売却の際に高額で取引きしやすいといったメリットがあります。しかし、必要ないカードが増えてしまうことがデメリットとして挙げられます。また、必ずレアカードが入手できるわけではありません。
箱買いをする際は、入手したいカードの種類や枚数から、メリットとデメリットのどちらが大きいかを考えて決めましょう。