電子レンジは何ワットに設定したらいい?購入する際の目安も解説

電子レンジで温め機能を活用する際、さまざまなワットに設定できます。しかし、どの数値に設定すれば良いのか悩むこともあるでしょう。そこでこの記事では、電子レンジは何ワットに設定したらいいかについて解説します。購入する際の目安も合わせて解説するため、利用の仕方に悩まれている方や購入を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
電子レンジのワット数とは
電子レンジのワット数とは、食品を加熱する際の電力を示す数値です。ワット数が高いほど加熱能力が強くなり、短時間で食品を温められます。一般的な家庭用電子レンジでは、500W・600W・700W・1000Wなどの出力設定があり、用途に応じた使い分けが可能です。
【目的別】電子レンジは何ワットに設定したらいい?
電子レンジでは様々なワット数が設定できるため、どれにしたらいいか悩まれる方もいるでしょう。ここからは目的別に、適切なワット数を解説します。
低いワット
200W〜500Wの低いワット数は、食品をゆっくり加熱したいときに適しています。特に、パンやご飯の温め直し、チョコレートやバターの溶かし作業、冷凍食品の解凍などにおすすめです。低温でじっくり温めることで、食材の風味や食感を損なわずに仕上げられます。
例えば、冷凍した肉や魚を急激に加熱すると、表面だけが固くなり、内部はまだ凍ったままになってしまうことがあるでしょう。しかし、低ワットでゆっくり時間をかけて加熱すると、均等に解凍できます。
高いワット
600W〜1000W以上の高いワット数は、短時間で食品を素早く温めたいときに最適です。一般的に600W〜700Wは、ご飯やおかずの温め直し・レトルト食品の加熱・冷凍食品の調理などによく使われます。900W〜1000W以上の高出力は、短時間で一気に加熱できるため、スピーディーな調理が可能ですが、火が通りにくい食材には注意が必要です。
例えば、卵や豆腐などは高ワットで加熱すると爆発することがあります。食材の種類や量に応じて、適切なワット数を選ぶことが大切です。
電子レンジのワット数が異なる時の換算方法
電子レンジのワット数が異なる場合、加熱時間を次の計算式で換算できます。
- 指定された温め時間×(指定されたワット数÷使う電子レンジのワット数)
例えば、指定されたワット数が600Wで温め時間は4分、使用する電子レンジが800Wだとします。計算式に当てはめると、4分×(600W÷800W)となるため、温める時間は3分です。
電子レンジを購入する際の目安
電子レンジを購入する際の目安は、以下の4つです。
- 使用頻度
- 調理したい食品の種類
- 省エネ性能
- 予算
使用頻度
電子レンジをどのくらいの頻度で使うかによって、選ぶモデルが変わります。毎日何度も使用する場合は、耐久性が高く、操作が簡単なモデルを選ぶと便利です。一方、たまにしか使わない場合は、シンプルな機能のモデルでも十分でしょう。また、家族の人数によっても使用頻度は変わるため、1度に温める量やサイズ感も考慮するのがおすすめです。
調理したい食品の種類
電子レンジの用途が「ご飯やおかずの温め」「冷凍食品の解凍」などに限られるなら、シンプルな単機能モデルで十分です。しかし、オーブン料理や蒸し料理、グリル調理などにも使いたい場合は、多機能モデルを選ぶのが良いでしょう。パンやお菓子作りをしたいなら、オーブン機能付きのもの、健康的な料理を作りたいならスチーム機能付きのモデルが適しています。
省エネ性能
電子レンジは頻繁に使う家電のため、省エネ性能も重要なポイントです。特に長時間調理をする場合は、消費電力が高くなるため、省エネ設計のモデルを選ぶと電気代の節約につながります。
予算
電子レンジの価格は、シンプルな単機能タイプなら1万円前後、多機能モデルや高性能モデルでは3万円以上になることもあります。基本的な温め機能だけで良いなら、低価格のものでも十分ですが、調理の幅を広げたい場合は、高機能なモデルを選ぶのがおすすめです。自分のライフスタイルに合った機能を見極め、無駄のない範囲で最適な予算設定をしましょう。
目的に適したワットで上手に活用しよう!
電子レンジのワット数は、温めるスピードや食材の種類などによって設定することが大切です。また、購入を検討している場合は、使用頻度や予算などに応じて選んでみてください。