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プラモデルのメッキ剥がしとは?用意するものとやり方を解説

メッキ剥がしをするプラモデルのパーツ

プラモデルのメッキパーツは、そのままでは不自然な金属感があり、理想の仕上がりにならないことがあります。そのため、表面のメッキ塗装を剥がして、質感を変えたいという人も多いですよね。しかし、既製品の塗装はどのように剥がすのが適切か、わからないこともあります。そこでこの記事では、メッキ剥がしに必要なものとやり方をご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

プラモデルのメッキ剥がしを行う理由

プラモデルのメッキ剥がしを行う理由は、以下の2つです。

  • 接着剤がつかない
  • 塗料を塗りにくい

接着剤がつかない

プラモデルにメッキコーティングがあると、接着剤が付きにくくなり、パーツを接着できないことがあります。そのため、接着剤を使うプラモデルは、メッキを剥がしてから組み立てる必要があります。

塗料を塗りにくい

メッキコーティングがあると、不自然な光沢感があるので、塗装しても理想の仕上がりにならないことがあります。そのため、仕上がりを重視する場合や、本物っぽい見た目にしたい場合は、メッキ剥がしをして、パーツ本来の質感に戻すことが大切です。

プラモデルのメッキ剥がしで用意するもの

プラモデルのメッキ剥がしで用意するものは、以下の2つです。

  • 塩素系漂白剤
  • ラッカー薄め液

塩素系漂白剤

メッキコーティングを剥がすには、塩素系漂白剤を使用します。塩素系漂白剤を使うと、パーツのコーティングが溶け出し、メッキを剥がすことができます。さまざまな商品があるので、使用する際は、商品の注意書きをよく確認しましょう。

ラッカー薄め液

ラッカー薄め液とは、ラッカー系塗料を希釈する、溶剤のことです。メッキパーツは、表面や下地に、メッキ以外のコーティング剤が使われている場合があります。コーティングがあると、光沢が不自然になってしまうこともあるので、ラッカー薄め液を使用して落とす工程が必要です。メッキ以外のコーティングも落としたい人は、合わせて用意しましょう。

プラモデルのメッキ剥がしの手順

プラモデルのメッキ剥がしの手順は、以下の通りです。

  1. 表面のコーティングを落とす
  2. メッキを剥がす
  3. 下地剤を落とす

表面コーティングを落とす

プラモデルのメッキパーツは、以下のように、コーティングが層になっています。

  • 上:トップコート
  • 中:メッキ
  • 下:下地剤

表面にメッキがあるわけではないので、初めにトップコートを落とす必要があります。トップコートを落とす時は、コットンや綿棒をラッカー薄め液に浸し、パーツを一つ一つ磨きましょう。塗料が落ちるとコットンの色が変わるので、色味がつかなくなるまで磨きます。細かい部分は、先の細い綿棒を使用すると落としやすいです。

メッキを剥がす

トップコートを落としたら、塩素系漂白剤を使用し、メッキを剥がします。漂白剤を使うときは、原液もしくは水と1:1の割合に薄めたものを容器に入れ、パーツを浸します。塗膜の強度によって落ちやすさが変わるので、落ちにくいと感じたら原液を使用しましょう。時間が経つとメッキが溶け出すため、パーツの金属感がなくなったら取り出して洗います。

下地剤を落とす

メッキは剥がれてもが、パーツによっては下地剤が残っていることもあるので、再度ラッカー薄め液を使用して落とします。下地剤を落とす時は、ラッカー薄め液を容器に入れてパーツを浸す、もしくはラッカー薄め液を浸したコットンで拭き取ることで綺麗に落とせるでしょう。下地剤を落としたら、水でよく洗い、しっかりと乾燥させて、メッキ剥がし終了です。

プラモデルはメッキ剥がしで自由度を高めましょう

プラモデルのメッキパーツは、接着剤がつかなかったり、塗装しにくかったりするため、あらかじめコーティングを剥がしてから、組み立て作業をする必要があります。メッキ剥がしの際は、塩素系漂白剤とラッカー薄め液を使用し、表面の塗料から順番に落としていきます。メッキがなくなると自由に塗装できるので、メッキ剥がしでプラモデルの自由度を高めましょう。

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