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プラモデルのマスキングのやり方とは?テープの種類やコツを解説

白のマスキングテープ

 

プラモデルを綺麗に塗装する場合、「マスキング」の技術が大切です。正しく行うことで、小さな部分や細かい色分けを表現しやすくなります。今回は、マスキングの基本的な方法やテープの種類、実践のコツを解説します。

この記事を読むための時間:3分

マスキングとは?基本の役割を紹介

マスキングとは、不要な部分に塗料がつかないように保護する作業です。塗り分けや細かい模様を再現する際に必要で、適切なマスキングを行うことで、シャープな仕上がりになります。プラモデルでは、ボディのラインやパーツごとの色分けに用いられます。適切に行わないと、塗装の境界が滲んだり、塗り分けが不均一になったりするため、丁寧な作業が必要です。

マスキングテープの種類

マスキングテープの主な種類は、以下の3つです。

 

  • マスキングテープ
  • 曲面用マスキングテープ
  • 液体マスキング

 

それぞれの特徴を解説します。

マスキングテープ

マスキングテープは、塗装や作業後に剥がしやすいのが特徴です。粘着力の強さや幅の種類も豊富で、用途に応じて選べます。一般的な塗装作業だけでなく、工芸やデコレーションにも活用されることが多く、手軽に使えるのが魅力です。

曲面用マスキングテープ

曲面用マスキングテープは、柔軟性が高く、カーブや角のある部分にも密着しやすい特殊なテープです。自動車やバイクの塗装、建築現場での仕上げ作業など、曲面や細かい部分に使用されています。素材にはゴム系やビニール系のものがあり、引っ張っても破れにくい構造になっているのが特徴です。

液体マスキング

液体マスキングは、塗料を防ぐために使用される液状の保護膜です。筆やスプレーで塗布し、乾燥すると膜を形成し、塗装後に簡単に剥がせます。細かい部分や入り組んだ箇所でも均一に塗れるため、テープでは対応しにくい作業に適しています。

マスキングに必要な物

マスキングを正確に行うために、以下の道具を用意しましょう。

 

  • マスキングテープ:作業に適した種類を選ぶ。
  • スキージー・ヘラ:テープをしっかり押さえて密着させ、浮きを防ぐ。
  • カッター・はさみ:テープを適切な形にカットし、細かい部分にも対応できるようにする。
  • クリーナー:ホコリや油分を除去し、粘着力を安定させる。

 

これらを準備することでマスキングの精度を高め、作業の仕上がりを向上させることができます。

プラモデルのマスキングの基本手順

プラモデルのマスキングを行う際の基本手順は、以下の通りです。

 

  • 表面をきれいに整える
  • マスキングテープを丁寧に貼る
  • しっかり密着させる
  • 塗装後に慎重に剥がす

 

1つずつ解説します。

表面をきれいに整える

マスキングを始める前に、パーツの表面にホコリや油分が付いていないかを確認しましょう。汚れがあるとテープの密着が悪くなり、塗料がはみ出す原因になります。

マスキングテープを丁寧に貼る

塗りたくない部分を覆うように、慎重にマスキングテープを貼ります。細かい部分はピンセットを使い、しっかりと密着させることが重要です。

しっかり密着させる

テープの端が浮いていると、塗料が入り込みます。綿棒や爪楊枝を使ってエッジを押さえ、しっかりと密着させましょう。

塗装後に慎重に剥がす

塗装が完全に乾く前に、慎重にマスキングを剥がします。乾燥しすぎると塗膜が割れたり、剥がれる可能性があるため注意しましょう。

マスキングを上手に仕上げるコツ

マスキングを上手に仕上げるコツは、以下の通りです。

 

  • テープの浮きを防ぐ
  • エッジ部分をきれいに整える
  • 乾燥しきる前に剥がす

 

詳しく見ていきましょう。

テープの浮きを防ぐ

マスキングテープが浮いていると、塗装時に塗料が入り込み、仕上がりが汚くなります。浮きを防ぐには、テープを貼る前に、作業面のホコリや油分をしっかり取り除くことが重要です。また、貼る際はヘラやスキージーを使って圧着し、テープの端までしっかりと密着させることで、浮きが発生しにくくなります。

エッジ部分をきれいに整える

マスキングのエッジ部分が乱れていると、塗装の仕上がりに影響を与えます。エッジがガタついている場合は、はさみやカッターを使って丁寧に整えましょう。また、曲面にテープを貼る際は、細かく切り込みを入れることでより密着させやすくなります。

乾燥しきる前に剥がす

マスキングテープは、塗料が半乾きの状態でゆっくりと剥がしましょう。塗料が完全に乾燥してから剥がすと、塗膜が割れたり、不要な部分まで剥がれたりする可能性があります。特に、エッジ部分は慎重に剥がすことで、きれいなラインを保てます。

マスキングの失敗例と対策

マスキングの主な失敗例は、以下の通りです。

 

  • 塗料がはみ出した
  • 塗装時にテープが剥がれる

 

原因や対策を、詳しく見ていきましょう。

塗料がはみ出した

塗料がはみ出る原因は、テープの浮きや、隙間からの浸透によるものです。はみ出しを防ぐにはテープをしっかり圧着し、塗装時に余計な力をかけないようにすることが大切です。特にスプレー塗装では、塗料が細かく広がるため、慎重に吹き付けることではみ出しを最小限に抑えられます。

塗装時にテープが剥がれる

テープが剥がれてしまう原因は、接着面の汚れや粘着力の不足によるものです。作業前にしっかりと清掃し、適したテープを選びましょう。

プラモデルのマスキングは初心者にも可能

マスキングは一見難しそうに感じますが、基本を押さえれば初心者でも問題なく行えます。思い通りに仕上げるために大事な工程なので、今回紹介したポイントを参考に、ぜひ挑戦してみてください。

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