プラモデルのスプレー塗装のコツは?基本の手順や失敗例・対策まとめ | 株式会社Delighted

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プラモデルのスプレー塗装のコツは?基本の手順や失敗例・対策まとめ

 

筆塗りに比べて均一に塗装でき、仕上がりが滑らかになる「スプレー塗装」。広範囲を一度に塗装したいときにもおすすめの方法ですが、きれいに仕上げるにはコツが必要です。そこで本記事では、スプレー塗装の上手なやり方を解説します。

この記事を読むための時間:3分

スプレー塗装の特徴とメリット

スプレー塗装は、筆塗りに比べて均一に塗装でき、仕上がりが滑らかになるのが特徴です。広範囲を一度に塗装できるうえ、希釈も不要なため、効率よく作業を進められます。ただし、スプレー特有の飛散があるため、適切な環境で行う必要があります。

スプレー塗装に必要な環境

スプレー塗装を行う際は、風通しがよく、ホコリの少ない環境を整えることが大切です。屋外で行う場合は風が強くない日を選び、室内なら塗装ブースや換気扇を活用しましょう。また、極端に乾燥している場所や湿度の高い場所は避けてください。

スプレー塗装に必要な道具

スプレー塗装を行う際には、スプレー塗料のほかに、マスクや手袋、新聞紙やダンボールなどの養生用品が必要です。また、塗装の際に部品を固定する持ち手やクリップ、均一な塗膜を作るためのプライマーやトップコートも準備しておくと、仕上がりが格段に向上します。

プラモデルをスプレー塗装する際の基本手順

スプレー塗装をする際には、以下の流れで行います。

 

  • 下地処理
  • スプレー塗装
  • 重ね塗りと乾燥
  • 仕上げ

 

詳しく見ていきましょう。

下地処理

塗装前に、パーツ表面の汚れや油分をしっかり取り除きます。サンドペーパーで表面を整え、プライマーを塗布することで、塗料の密着度が向上し、ムラのない仕上がりになります。

スプレー塗装

スプレー塗装は、一度に厚塗りせず、薄く何回かに分けて吹き付けるのが基本です。適切な距離を保ち、均一に塗装しましょう。

重ね塗りと乾燥

1回目の塗装が乾燥したら、必要に応じて重ね塗りを行います。完全に乾く前に塗り重ねるとムラや剥がれの原因になるため、十分な乾燥時間を確保してください。

仕上げ

塗装後、トップコートを施すことで光沢や質感を調整できます。また、表面の小さな凹凸を整えるために、研磨作業を行うとより滑らかな仕上がりになります。

スプレー塗装をきれいに仕上げるコツ

スプレー塗装をきれいに仕上げるためには、以下のポイントを守りましょう。

 

  • 適切な距離と角度を意識する
  • 一度に厚塗りしない
  • 仕上げの研磨やトップコートを欠かさない

 

詳しく解説します。

適切な距離と角度を意識する

スプレーはパーツから約15〜20cm離し、一定の速度で均等に動かしながら吹き付けます。近すぎると塗料が垂れやすく、遠すぎるとムラになりやすいため注意が必要です。

一度に厚塗りしない

厚塗りすると塗料が垂れやすくなるため、薄く何度も重ねるのが基本です。塗りすぎると乾燥時間が長くなり、塗膜が剥がれたり割れたりする原因になるため、慎重に行いましょう。

仕上げの研磨やトップコートを欠かさない

塗装後はしっかり乾燥させて研磨を行うことで、表面を滑らかに整えます。細かい傷やムラを防ぐため、研磨には耐水ペーパーやコンパウンドを使用しましょう。さらに、トップコートを施すことで塗膜を保護でき、美しい仕上がりを長持ちさせられます。

スプレー塗装のよくある失敗と対策

スプレー塗装のよくある失敗は、以下の通りです。

 

  • 塗料が垂れてしまう
  • ムラができる
  • 表面がザラつく

 

対策と併せて解説します。

塗料が垂れてしまう

スプレー塗装でよくある失敗が、塗料が垂れてしまうことです。塗料を一度に厚く吹き付けすぎたり、スプレーのノズルを塗装面に近づけすぎたりすることで発生します。また、スプレーを動かす速度が遅すぎる場合も、特定の部分に塗料が溜まり、垂れやすくなります。

 

そのため、スプレーは薄く何度も重ね塗りすることが大切です。乾燥を挟みながら数回に分けて吹き付けることで、均一で美しい仕上がりになります。また、塗料の過剰な付着を防ぐために、スプレーを塗装面から20~30cm程度離し、一定の速度で動かしましょう。

ムラができる

スプレーを塗装面に対して一定の距離で維持できていなかったり、場所によって塗料の量にばらつきが出たりすると、ムラができてしまいます。特に、スプレーを一箇所に長く当てすぎると、その部分に塗料が集中しやすく、濃淡の差がはっきりと出てしまうため注意してください。

 

最初の1~2回は軽く吹き付ける程度にとどめ、その後、全体の色合いを確認しながら仕上げていくことでムラのない塗装が可能になります。

表面がザラつく

表面がザラつく原因は、環境の影響や塗装中の埃の付着です。塗装前に作業場所を清掃し、下地を滑らかに整えることで防げます。特に湿度が高いと塗料が均一に広がりにくいため、風通しの良い乾燥した環境で作業することが大切です。

 

仕上げに耐水ペーパーで軽く研磨し、クリア塗装を施すと、より滑らかで光沢のある表面に仕上がります。塗装前にエアブローなどで埃を除去するのも有効です。

プラモデルのスプレー塗装に挑戦してみよう

スプレー塗装は、適切な手順とコツを押さえることで、美しく仕上げることができます。環境や道具を整え、正しい方法で塗装を行えば、プロ並みの仕上がりを実現できます。ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、スプレー塗装に挑戦してみてください。

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