トレーディングカードのサーチ方法とは?レア抜き詐欺の対策も解説

サーチとは、トレーディングカードのパックを開封せずに中にレアカードが封入されているかを確かめる行為です。このサーチを悪用して、お店で販売されているパックの中からレアカードが入ったパックのみを抜くことを「レア抜き」と言います。
また、レアカードが入っていないパックを「レアカードが入っている可能性がある」として販売する「レア抜き詐欺」がネット販売を中心に横行しているため、トレーディングカードを購入する際は注意が必要です。
本記事では、レア抜きや詐欺を避けるために、そもそもどのようにしてサーチが行われているのか、サーチのやり方をご紹介します。また、カードを購入する際の注意点も解説するのでぜひ参考にしてください。
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トレーディングカードのサーチ方法
トレーディングカードの主なサーチ方法は以下の3つです。
- 指で滑らせる
- 重さを量る
- サーチ機を使う
指で滑らせる
レアカードの多くは表面にホログラムなどの特殊加工が施されており、滑りやすくなっています。この特性を利用して行われるのが、滑りサーチです。
- 利き手とは逆の手で、パックの端から1~2mm程度の場所をカードを摘ままないように指で軽く掴む
- 1で押さえた方の端にカードを寄せる
- 利き手でカードの中心近くをつまみ、軽く左右に2~3回こすり合わせる
- カードがズレればレアカードが入っている
重さを量る
レアカードの特殊加工による重さの違いを利用したサーチ方法です。レアカードはノーマルのカードと比べると約0.05~0.1g程度重いため、レアカードの封入数が多いパックほど重くなります。0.01gまで量れるデジタルスケールでパックの重さを量り比べてサーチします。
サーチ機を使う
レアカードの表面を光らせる加工にはアルミ箔が使われています。そのため、金属探知機(サーチ機)をパックの上から当てると、レアカードが封入されていた場合、アルミ箔に反応します。
カードサーチは罪になる可能性がある
カードサーチはパックを開封せずにレアカードの封入の有無を確かめられます。しかし、購入前のサーチ行為は業務妨害や器物破損などの罪に問われる可能性が高いため、絶対に行わないようにしましょう。
トレーディングカードを購入する際の注意点
店舗やフリマサイトなどでトレーディングカードを購入する際は、レア抜きや詐欺を避けるために、以下の点に注意しましょう。
- パックが不自然に抜けていないか確認する
- パック表面にシワがないかチェックする
- フリマサイト・ネットオークションでのバラパックの購入は避ける
パックが不自然に抜けていないか確認する
店舗でボックスを開けた状態でパックが販売されている際に、不自然にパックが抜けていたらサーチが行われた可能性があります。このような状態を発見したら、残りのパックにレアカードが入っている確率は低いため、購入は避けた方が良いでしょう。
パック表面にシワがないかチェックする
パックを手にとった際に表面にシワがあれば、滑りサーチが行われた可能性があるため要注意です。滑りサーチが行われていた場合、レアカードの封入率が低い他に、中のカードが摩擦で傷付いていることもあります。
フリマサイト・ネットオークションでのバラパックの購入は避ける
フリマサイトやネットオークションでは、品物を実際に手に取ることができません。また、出品されている商品ではないものが送られても気が付けないため、レア抜き詐欺に遭う恐れがあります。ネット経由でトレーディングカードを購入する際は、サーチができないボックスで購入したり、信頼できるショップを選んだりするようにしましょう。
カードサーチは厳禁!購入の際はしっかりチェックしよう
サーチはパックを開封せずにレアカードの封入を確かめられますが、業務妨害や器物破損などの罪に問われる可能性があるため、絶対に行わないでください。
また、バラパックを購入する際は、不自然な抜き方がされていないか、表面にシワがないかなど、サーチが行われていないかをチェックすることが大切です。ネットで購入する場合は、ボックスで購入する、信頼のあるショップを選ぶなどの対策を取りましょう。