コーヒーメーカーの掃除頻度は?お手入れのポイントや注意点を解説

コーヒーメーカーは、自宅で気軽に本格的なコーヒーを楽しめる家電ですが、使っているうちに水垢やコーヒー渋などの汚れが付着します。汚れは故障や味が落ちる原因となるため、定期的な掃除が必要です。本記事では、コーヒーメーカーの掃除頻度と、手入れ方法を解説します。
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コーヒーメーカーに付く汚れ
コーヒーメーカーに付く主な汚れは以下の2つです。
- 水垢
- コーヒー渋
水垢
水垢とは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が蓄積して、白く石灰状に固まったものです。主にドリップ口に溜まりやすく、放置すると故障や風味を損なう原因になります。
コーヒー渋
コーヒーメーカーを使っていると、コーヒーの粉や抽出されたコーヒーの残りが酸化して黒ずみがつく場合があります。コーヒー渋と呼ばれる汚れで、蓄積すると頑固な汚れとなって落ちにくくなってしまいます。コーヒー渋は見た目が悪くなるだけでなく、味に悪影響を及ぼすため、こびり付く前に対処することが大切です。
コーヒーメーカーを掃除しないとどうなる?
コーヒーメーカーの掃除を怠ると、以下の不具合が起こるリスクがあるため注意が必要です。
- コーヒーの味が落ちる
- 故障の原因になる
- カビが生える
コーヒーの味が落ちる
コーヒーメーカーに付いた水垢やコーヒー渋をそのまま放置すると、コーヒーに雑味がつく原因になります。
故障の原因になる
掃除を怠ると、コーヒーの粉がマシンの内部に入り込み、ギアやモーターに巻き込まれて異音を発したり故障したりする可能性があります。
カビが生える
水タンクの周辺部は汚れが付きやすく、カビが発生しやすい場所です。カビが生えたままコーヒーメーカーを使い続けると、健康被害につながるおそれもあるので、注意が必要です。
コーヒーメーカーの掃除頻度
コーヒーメーカーを1日に何度も使っている場合、使う度に軽く水洗いをして1日の終わりにはパーツを外して水洗いをすることで、汚れが溜まりにくくなります。しかし、毎日手入れをしていても、僅かな汚れが蓄積されるため、月に1度は洗剤や専用の薬剤を使って水垢やコーヒー渋をしっかり落としましょう。
コーヒーメーカーの掃除・手入れ方法
コーヒーメーカーの基本の手入れ方法と、汚れの種類別に対処法を紹介します。
- 基本の手入れ方法
- 水垢の掃除方法
- コーヒー渋の掃除方法
- カビが生えた場合の対処法
基本の手入れ方法
コーヒーメーカーを使用した日は、1日の終わりに以下の方法で手入れをしましょう。
- 各パーツを外す
- 本体以外の部分をスポンジを使って水洗いする
- 本体は濡らしたタオルで汚れを拭き取る
- 水気が残らないようにしっかりと乾拭きをする
水垢の掃除方法
頑固な水垢も以下の方法で落とすことができます。
用意するものは以下のとおりです。
- 水
- クエン酸
掃除方法は以下のとおりです。
- 水タンクいっぱいまで水を灌ぐ
- 1にクエン酸を入れる
- そのままドリップする
- クエン酸が洗い流されるまで数回湯通しする
コーヒー渋の掃除方法
コーヒー渋による頑固な黒ずみは、洗剤で洗ってもなかなか落ちません。酸性汚れのコーヒー渋を落とすには、アルカリ性の重曹が効果的です。重曹を溶かした水を布巾やスポンジに付けて、汚れている部分を優しく擦って掃除しましょう。
カビが生えた場合の対処法
コーヒーメーカーにカビが生えてしまった場合、放置すると健康被害を引き起こすおそれがあります。以下の方法で根絶することが大切です。
用意するものは以下のとおりです。
- 酸素系漂白剤:10g
- 50度のお湯:10L
掃除方法は以下のとおりです。
- 酸素系漂白剤をお湯に溶かす
- 1にカビが付着したパーツを入れて30分程度つけ置きする
- 水でしっかりすすぐ
コーヒーメーカーを掃除する際の注意点
コーヒーメーカーの掃除をする際は、以下3点に注意しましょう。
- クレンザー・漂白剤・アルコールで洗わない
- 熱湯を使わない
- 食洗器・乾燥機を使わない
クレンザー・漂白剤・アルコールで洗わない
クレンザーや塩素系漂白剤、アルコールは優れた洗浄・除菌力があります。しかし、コーヒーメーカーの掃除に使用すると、パーツが傷ついたり変形したりするおそれがあるため、使用を避けましょう。
熱湯を使わない
コーヒーメーカーの掃除に熱湯を使うと、パーツの破損や変形、故障の原因になります。お湯を使う場合は、ぬるま湯程度の温度に止めましょう。
食洗器・乾燥機を使わない
コーヒーメーカー本体や付属するパーツの多くは、食洗器や乾燥機に対応していません。対応不可の製品を食洗器で洗うと、故障するおそれがあるため、使用前に必ず説明書をチェックしましょう。
コーヒーメーカーは定期的に掃除しよう
コーヒーメーカーは使っているうちに水垢やコーヒー渋などの汚れが付着します。汚れを放置すると、味に雑味が付いたり、故障の原因になったりするため、定期的に掃除をして汚れが蓄積しないように注意しましょう。